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定番ディレイIC1個で作るシンプルなリバーブ Ersatz Verben 20250403版

  • オリジナル:オープンソース Ersatz Verben
  • エフェクターのタイプ: リバーブ
  • マニア度: マニアック
  • 基板のサイズ: 5cm x 5cm / ケース: 1590Bタイプ
  • 提供法: 基板頒布

freestompboxes.org のメンバー CultureJam さん考案の疑似リバーブです。定番のディレイIC一つでできるシンプルな構造です。なのにしっかりリバーブしています。部品数も少なく作るのも簡単です。ぜひ作ってみて下さい。

部品リスト

一般的なペダルの形で作る場合の部品リストです。基板の頒布なので部品のランクや値は好みで変更してください。

部品番号 値 備考
R1 1k 茶黒赤
R2 22k 赤赤橙
R3 68k 青灰橙
R4 22k 赤赤橙
R5 10k 茶黒橙
R6 22k 赤赤橙
R7 ※1 30k 茶黒橙 パイロットランプLED用
RV1 10k Bカーブ TIMEつまみ
RV2 250k Bカーブ FBつまみ
RV3 100k Bカーブ MIXつまみ
C1 100n 104 セラミック
C2 100u 電解
C3 22u 電解
C4 100n 104 セラミック
C5 100n 104 フィルム
C6 100u 電解
C7 100n 104 フィルム
C8 100n 104 フィルム
C9 100n 104 フィルム
C10 100n 104 フィルム
C11 100n 104 フィルム
C12 22n 223 フィルム
C13 100n 104 フィルム
C14 100n 104 フィルム
D1 3mmLED パイロットランプ用
U1 L7805 三端子レギュレータ5V
U2 PT2399 デジタルディレイIC

※1 LEDはそれぞれ明るさが異なります。抵抗値を変えると流れる電流を調整でき好みの明るさにすることができます。抵抗値を大きくすると暗くなります。パイロットランプLEDを使わない場合は省略できます。

※ フィルムコンデンサは Faithful Link 社製のサイズで作ってあります。他社のものを使うときはスペースが足りるか確認してください。

基板の端子

端子名
J5 電源端子 2.1mm DCジャック 9Vを給電します
J1 フットスイッチIN 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J6 フットスイッチGND 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J3 フットスイッチLED 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J2 フットスイッチOUT 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J4 LED端子 パイロットランプをケースに取り付けるときに使います
VR1 MIX つまみ
VR2 FB つまみ
VR3 TIME つまみ

作り方

作例

  • 作成例ではフットスイッチ無しで組んでいます。写真では、IC はソケットを使って取り付けています。ICを基板に直接はんだ付けしても問題ありません。
  • 3端子レギュレータは小さいのを使っています。
  • フィルムコンデンサは F2D を使っています。
  • パイロットランプの LED はオンボードにしています。

準備

特になし

基板に部品を取り付ける

抵抗など背の低いものから順番に取り付けていきます。

部品の向きに注意

  • 電解コンデンサ(C2, C3, C6)は極性があります。コンデンサの白い帯(マイナス)側を基板の白塗り側に取り付けます。
  • LED は四角いランドがカソードです。
  • 三端子レギュレータ U1 は四角いランドが 9V、真ん中が GND、残りが5Vです。
  • IC は四角いパターンが 1 番ピンです。

導線を配線する

ボリュームを取り付けます。ボリュームはケースに取り付けるためにポッチリをラジオペンチで取り除きます。曲げると簡単に取れます。適当な長さの導線を7本用意します。ボリュームの端子ごとに色を合わせておくと間違いづらくなります。導線の両端を2mmほど剥いてはんだメッキしておきます。

ボリュームに導線をはんだ付けします。ボリュームの端子も予備はんだしておきます。

※ボリュームは回転軸を手前に向けて左から1番端子です。基板上では四角いランドが1番です。

2.1mm DCジャックを導線を使ってメイン基板に接続します。

LEDも同様にメイン基板に接続します。

フットスイッチを使わない場合

演奏中フットスイッチで切り替えないのであればフットスイッチを省略できます。かなりのコストダウンになります。頑丈なケースも必要なくなるので100均のプラスチックケース(3個セットの保存パックなど)にするとさらにコストダウンできます。

  • 入力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板にJ1につなぐ。GNDはJ6に。
  • 出力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板にJ2につなぐ。GNDは入力ジャックのGNDに。
  • J3 と J6 は切り取った抵抗の足などでショートさせておきます。LEDを使わないときは不要です。

フットスイッチを使う場合

フットスイッチ基板を使うと配線が楽です。入出力ジャックのチップ端子・スリーブ端子をフットスイッチ基板に導線ではんだ付けします。導線の長さはケースに収めやすいように調整します。下図のようにメイン基板の対応する端子と接続します。

フットスイッチの配線

仕上げる前に

仮組み・通電までしてまずは電源まわりのチェックをします。 電源をつなぎます。IC の 1番ピンに 5V が来てることを確認してください。ICソケットを使う場合は IC を取り付け無いほうが簡単に測定できます。

お買い物リスト

一応のお買い物リストです。部品の省略やパラメータの選択で変更してください。秋月電子さんの部品番号を書いています。部品調達の参考にしてください。廃番になることもあります。

部品番号 値 数量 秋月販売コード
R1 1k 1 125102
R2, R4, R6 22k 3 125223
R3 68k 1 125683
R5 10k 1 125103
R7 ※1 30k 1 125303
C1, C4 0.1u 2 115927
C2, C6 100u 2 102724
C3 22u 1 117899
C5, C7, C8, C9, C10, C11, C13, C14 0.1u 7 114597
C12 22n 1 114594
D1 LED 1 111577
RV1 10k (B) 1 118292
RV2 250k (B) 1 117922
RV3 100k (B) 1 116468
U1 NJM7805FA 1 108678
U2 PT2399 1 111308
3PDT 1 117590
6.3mm ジャック 2 114813
2.1mm DCジャック 1 117108

※1 LED の電流調整用の抵抗です。LED ごと、好みの明るさで変わってきます。適当なものを選んでください。

頒布について

メルカリにて頒布予定です。「【PCB】リバーブを作ろう Ersatz Verben 20250403版」というタイトルで出品します。 フットスイッチ用の基板をご希望の場合は無料でご提供します。購入後に取引メッセージなどでお知らせください。

オーバードライブ夢のコラボ TSV808 20260823版

  • オリジナル:Vemuram TSV808
  • エフェクターのタイプ: オーバードライブ
  • マニア度: お金持ち
  • 基板のサイズ: 50mm x 50mm / ケース: 1590Bタイプ
  • 提供法: 基板頒布

Ibanez と Vemuram のコラボレーション、Vemuram が作った Tube Screamer、Tube Screamer の特徴的なミッドブーストと Jan Ray の広いダイナミックレンジと周波数レンジを併せ持つサウンドを求め開発されたとのことです。回路図を見るとオペアンプの一段目を Jan Ray、2段目が TS っぽいです。Jan Ray の歪と Jan Ray+TS のトーン という感じでしょうか。歪は Timmy のように対象・非対称を切り替えられるようになっています。

部品リスト

一般的なペダルの形で作る場合の部品リストです。基板の頒布なので部品のランクや値は好みで変更してください。

部品番号 値 備考
R1 1k 茶黒赤
R2 1M 茶黒緑
R3 10k 茶黒橙
R4 10k 茶黒橙
R5 1k 茶黒赤
R6 510k 緑茶黄
R7 33k 橙橙橙
R8 1k 茶黒赤
R9 10k 茶黒橙
R10 10k 茶黒橙
R11 6.8k 青灰赤
R12 4.7k 黄紫赤
R13 12k 茶赤橙
R14 100 茶黒茶
R15 ※1 30k 橙黒橙 パイロットランプLED用
R16 100 茶黒茶
C1 33n 333 フィルム
C2 100n 104 フィルム
C3 27n 273 フィルム
C4 22p セラミック
C5 47n 473 フィルム
C6 51p セラミック
C7 82n 823 フィルム
C8 1u 105 フィルム
C9 150p セラミック
C10 1u 105 フィルム
C11 100n セラミック
C12 47u 電解
C13 47u 電解
D1 1N4148 クリッピング用
D2 1N4148 クリッピング用
D3 1N4148 クリッピング用
D4 1N4148 クリッピング用
D5 ※2 LED パイロットランプ
D6 1N5817 回路保護用
RV1 10k Bカーブ
RV2 50k Bカーブ
RV3 500k Aカーブ
RV4 10k Bカーブ
RV5 10k Aカーブ
SW1 DPDT on-on-on
U1 OPA2134
3PDTフットスイッチ
6.3mm ジャック 入出力ジャック各1個
2.1mm DCジャック +9V 電源

※1 R11 は LED の電流制限抵抗です。LED はそれぞれ明るさが異なります。抵抗値を変えると流れる電流を調整でき好みの明るさにすることができます。抵抗値を大きくすると暗くなります。パイロットランプ LED を使わない場合は省略できます。

※2 LED はパイロットランプです。ケースで仕上げる場合はケースに取り付けて基板の LED 端子から導線でつなぎます。ケースではなく基板上の D4 に直接取り付けることもできます。そもそも無くても動作します。

※ フィルムコンデンサは Faithful Link 社製のサイズで作ってあります。他社のものを使うときはスペースが足りるか確認してください。

基板の端子

端子名
J3 電源端子 2.1mm DCジャック 9Vを給電します
J5 LED端子 パイロットランプをケースに取り付けるときに使います
J1 フットスイッチIN 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J6 フットスイッチLED 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J4 フットスイッチGND 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J2 フットスイッチOUT 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
RV1 SATURATION つまみ
RV2 BASS つまみ
RV3 DRIVE つまみ
RV4 TREBLE つまみ
RV5 VOLUME つまみ

作り方

作例

  • フィルムコンデンサはF2DとMET370
  • U1 は 4558 を使いました。5532 のほうがいいかもしれません。
  • C3(27n) は秋月で取り扱いがないので 22n を使いました。
  • パイロットランプはオンボードにしています。

事前準備

RV1 と RV3 の2番端子と3番端子、RV2 と RV4 の1番端子と2番端子を余った抵抗の足などでショートさせておきます。 SW1 の 3番端子と6番端子をショートさせておきます。

基板に部品を取り付ける

抵抗など背の低いものから順番に取り付けていきます。

パイロットランプ用の LED はケースに取り付けと基板に取り付けを選べます。基板に取り付けるときは D5 に取り付けます。四角いランドの方がカソードです。ケースに取り付ける場合は J5 端子から導線で取り付けます。後ほど出てくる配線図を参考にしてください。

フットスイッチを使わない場合は基板のはんだ面にある SW2 をはんだでショートさせておきます。

極性に注意

  • 電解コンデンサ(C12、C13)は極性があります。コンデンサの白い帯(マイナス)側を基板の白塗り側に取り付けます。
  • ダイオード(D1、D2、D3、D4、D6)には極性があります。基板上の帯と部品の帯を一致させます。LED(D5) は四角いパッドのほうがカソードです。
  • オペアンプ U1 は四角いパッドが 1 番ピンです。

ボリューム類の配線

可変抵抗の配線を下図のようにします。可変抵抗は正面から見て左の足から 1 番、2 番、3 番です。図は裏面から見ています。基板上では四角いパターンが 1 番です。

配線の仕方は Guv'nor の「ボリューム類の配線」を参考にしてください。リード線の長さがちょうどよくなり、ケースに収めるときもスマートです。

スイッチ類の配線

下図のように配線します。

+9V +/- には電源を、LED K/A にはパイロットランプ用の LED をつなぎます。 フットスイッチ用基板を使う場合は J1、J6、J4、J2 の端子を上のようにフットスイッチ基板の端子につなぎます。

フットスイッチを使わない場合は次のようにしてください。

  • 入力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板の J1(IN)につなぐ。GND は J4(GND)に。
  • 出力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板の J2(OUT)につなぐ。GND は J4(GND)または入力ジャックの GND に。

演奏中フットスイッチで切り替えないのであればフットスイッチを省略できます。かなりのコストダウンになります。頑丈なケースも必要なくなるので100均のプラスチックケース(3個セットの保存パックなど)にするとさらにコストダウンできます。

仕上げる前に

仮組み・通電までしてまずは電源まわりのチェックをします。

  • J3 の電圧(約9V)を測る。→電源から J3 までに問題。
  • U1 の黒丸 4 番端子(GND)と赤丸 8 番端子の電圧(約8.5V)を測る。→D6、R16、C11、C12 のはんだ付けを確認。
  • R18 の黄丸端子の電圧(約3.9V)を測る。→ R17、R18、C13 の付け間違いを確認する。
  • パイロットランプLEDの点灯を確認。→LED、R15 のはんだ付けを確認。フットスイッチ用基板の接続を確認。基板を使わない場合ははんだ面の SW2 がショートされているかを確認。

問題なければギターか発振器を入力につないで音出ししてみます。ケースに入れて完成です。

お買い物リスト

一応のお買い物リストです。部品の省略やパラメータの選択で変更してください。秋月電子さんの部品番号を書いています。部品調達の参考にしてください。廃番になることもあります。

部品番号 値 数量 秋月販売コード
R1, R5, R8 1k 3 125102
R2 1M 2 125105
R3, R4, R9, R10 10k 4 125103
R6 510k 1 125514
R7 33k 1 125333
R11 6.8k 1 125682
R12 4.7k 1 125472
R13 12k 1 107839
R14, R16 100 2 125101
R15 ※1 30k 1 125303
R17 9.1k 1 125912
R18 7.5k 1 125752
C1 33n 1 114595
C2 100n 1 114597
C3 ※2 22n 1 114594
C4 22p 1 108094
C5 47n 1 114596
C6 ※3 47p 1 108045
C7 ※4 82n 1 111614
C8, C10 1u 2 114602
C9 150p 1 108104
C11 100n 1 113582
C12, C13 47u 2 117403
D1, D2, D3, D4 1N4148 4 100941
D5 LED 1 111577
D6 ※5 SBM245L 1 117439
RV1, RV4 10k (B) 2 118292
RV2 50k (B) 1 131197
RV3 500k (A) 1 111420
RV5 10k (A) 1 129553
U1 ※6 NJM5532DD 1 117706
3PDT 1 117590
6.3mm ジャック 2 114813
2.1mm DCジャック 1 117108

※1 LED の電流調整用の抵抗です。LED ごと、好みの明るさで変わってきます。適当なものを選んでください。

※2 27n の取り扱いが無いので 22n を選びました。お隣の千石電商さんでは取り扱いがあるようです。

※3 51p の取り扱いが無いので 47p を選びました。

※4 Faithful Link社の 82n の取り扱いが無いので F2D を選びました。

※5 1N5817 の取り扱いが無いので Vf が低い SBM245L を選びました。

※6 LM833N の取り扱いが無いので NJM5532 を選びました。

頒布について

メルカリにて頒布予定です。「【自作用PCB】オーバードライブの夢のコラボ TSV808 20260823版」というタイトルで出品します。ヤフオクでも頒布します。

発進!ファズ工場 Fuzz Factory 20260715 版

  • オリジナル:Z.VEX Fuzz Factory
  • エフェクターのタイプ: ファズ
  • マニア度: 定番
  • 基板のサイズ: 65mm x 25mm / ケース: 1590Bタイプ
  • 提供法: 基板頒布

過激な発振音から太い王道ファズまで作れる、唯一無二の変態系・発振系といわれるファズです。1つ作ってみてはいかがでしょうか。オリジナルは低 hFE なゲルマニウムトランジスタを使っています。なかなかオリジナルの再現は難しそうですが、それは置いといて自分で選んだトランジスタで自分だけの Fuzz Factory を作るのも楽しそうです。

部品リスト

一般的なペダルの形で作る場合の部品リストです。基板の頒布なので部品のランクや値は好みで変更してください。

部品番号 値 備考
R1 1M 茶黒緑
R2 220k 赤赤黄
R3 10k 茶黒橙
R4 47k 黄紫橙
R5 470 黄紫茶
R6 5.1k 緑茶赤
R7 220k 赤赤黄
R8 ※1 30k 橙黒橙 パイロットランプLED用
C1 10u 電解
C2 100n 104 フィルム
C3 10u 電解
C4 10u 電解
C5 47u 電解
D1 ※2 LED パイロットランプ
RV1 10k Bカーブ
RV2 10k Bカーブ
RV3 5k Bカーブ
RV4 10k Bカーブ
RV5 5k Bカーブ
Q1 2N3904 NPNトランジスタ
Q2 AC128 PNPトランジスタ(ゲルマニウム)
Q3 AC128 PNPトランジスタ(ゲルマニウム)
3PDTフットスイッチ
6.3mm ジャック 入出力ジャック各1個
2.1mm DCジャック +9V 電源

※1 R11 は LED の電流制限抵抗です。LED はそれぞれ明るさが異なります。抵抗値を変えると流れる電流を調整でき好みの明るさにすることができます。抵抗値を大きくすると暗くなります。パイロットランプ LED を使わない場合は省略できます。

※2 LED はパイロットランプです。ケースで仕上げる場合はケースに取り付けて基板の LED 端子から導線でつなぎます。ケースではなく基板上の D4 に直接取り付けることもできます。そもそも無くても動作します。

※ フィルムコンデンサはルビコン F2D のサイズで作ってあります。他社のものを使うときはスペースが足りるか確認してください。

基板の端子

端子名
J3 電源端子 2.1mm DCジャック 9Vを給電します
J5 LED端子 パイロットランプをケースに取り付けるときに使います
J1 フットスイッチIN 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J6 フットスイッチLED 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J4 フットスイッチGND 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J2 フットスイッチOUT 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
RV1 GATE つまみ
RV2 COMP つまみ
RV3 VOLUME つまみ
RV4 DRIVE つまみ
RV5 STAB つまみ

作り方

作例

  • パイロットランプはオンボードにしています。
  • トランジスタは 2N3904 と 2SA1015-Y(hFE≒180) を使いました。2SA1015-Y は足が ECB 配列なのでシルクの絵とは異なる取り付け方をしています。

事前準備

RV1、 RV2、RV5 の1番端子と2番端子を余った抵抗の足などでショートさせておきます。

基板に部品を取り付ける

抵抗など背の低いものから順番に取り付けていきます。

パイロットランプ用の LED はケースに取り付けと基板に取り付けを選べます。基板に取り付けるときは D1 に取り付けます。四角いランドの方がカソードです。ケースに取り付ける場合は J5 端子から導線で取り付けます。後ほど出てくる配線図を参考にしてください。

極性に注意

  • 電解コンデンサ(C1、C3、C4、C5)は極性があります。コンデンサの白い帯(マイナス)側を基板の白塗り側に取り付けます。
  • LED(D1) は四角いパッドのほうがカソードです。
  • トランジスタのピン配列は仕様書で確認してください。基板は 2N3904 と 2N3906 の使用を想定して EBC 配列で作っています。ECB 配列の場合は注意してください。SMD 版のトランジスタの場合も同様に配列を確認して取り付けてください。

ボリューム類の配線

可変抵抗の配線を下図のようにします。可変抵抗は正面から見て左の足から 1 番、2 番、3 番です。図は裏面から見ています。基板上では四角いパターンが 1 番です。

配線の仕方は Guv'nor の「ボリューム類の配線」を参考にしてください。リード線の長さがちょうどよくなり、ケースに収めるときもスマートです。

スイッチ類の配線

下図のように配線します。

+9V +/- には電源を、LED K/A にはパイロットランプ用の LED をつなぎます。 フットスイッチ用基板を使う場合は J1、J6、J4、J2 の端子を上のようにフットスイッチ基板の端子につなぎます。

フットスイッチを使わない場合は次のようにしてください。

  • 入力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板の J1(IN)につなぐ。GND は J4(GND)に。
  • 出力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板の J2(OUT)につなぐ。GND は J4(GND)または入力ジャックの GND に。
  • はんだ面の SW1 をショートさせます。

演奏中フットスイッチで切り替えないのであればフットスイッチを省略できます。かなりのコストダウンになります。頑丈なケースも必要なくなるので100均のプラスチックケース(3個セットの保存パックなど)にするとさらにコストダウンできます。

仕上げる前に

仮組み・通電までしてまずは電源まわりのチェックをします。

  • J3 の電圧(約9V)を測る。→電源から J3 までに問題。
  • パイロットランプLEDの点灯を確認。→LED、R11 のはんだ付けを確認。フットスイッチ用基板の接続を確認。基板を使わない場合は SW1 の接続を確認。

問題なければギターか発振器を入力につないで音出ししてみます。ケースに入れて完成です。

お買い物リスト

一応のお買い物リストです。部品の省略やパラメータの選択で変更してください。秋月電子さんの部品番号を書いています。部品調達の参考にしてください。廃番になることもあります。

部品番号 値 数量 秋月販売コード
R1 1M 1 125105
R2, R7 220k 2 125224
R3 10k 1 125103
R4 47k 1 118208
R5 470 1 125471
R6 ※1 4.7k 1 125472
R8 ※2 30k 1 125303
C1, C3, C4 10u 3 117897
C2 100n 1 105332
C5 47u 1 117403
D1 LED 1 111577
RV1, RV2, RV4 10k (B) 3 118292
RV3, RV5 5k (B) 2 131196
Q1 ※3 2N3904 1 105962
Q2, Q3 ※3 2SC1815-Y 2 102612
3PDT 1 117590
6.3mm ジャック 2 114813
2.1mm DCジャック 1 117108

※1 5.1kΩは秋月での取り扱いがないので4.7kΩを選んでいます。スーパージャンク日米商事では売っていたことがありました。お隣の千石電商さんでは取り扱いがあるようです。

※2 LED の電流調整用の抵抗です。LED ごと、好みの明るさで変わってきます。適当なものを選んでください。

※3 オリジナルのゲルマニウムトランジスタは入手困難です。いろんなトランジスタをブレッドボードで試作して好みの音作りをするのがいいと思います。

頒布について

メルカリにて頒布予定です。「【自作用PCB】Fuzz Factory 20260715版」というタイトルで出品します。ヤフオクでも頒布します。


追記

Q3 のバイアス調整をやるという手もあると思います。オリジナルの Q3 はゲルマニウムで電流増幅率 hFE はシリコンよりもかなり低いです。シリコンにしてたくさん電流が流れるとコレクタに繋がった抵抗の電圧がゲルマニウムより大きくなってしまいます。そこで電圧を抑えるために抵抗値を下げてみるとどうなるかやってみました。

コレクタ抵抗は R6 と RV3 の直列で繋がった抵抗です。オリジナルの回路だと 5.1kΩ と 5kΩ で 10.1kΩ です。試作で使った 2SA1015-Y では 4.5V とはほど遠い値でした。Fuzz Face を見習って 4.5V してみます。下図の黄色の○が Q3 のコレクタです。

ここの電圧を 4.5V にしてみます。はんだ付けするときに RV3 だけ取り付けないでおきます。上図の赤い○と黄色い○に RV3 の 1 番ピンと 2 番ピンを取り付けます。COMP(RV2)を半時計回りに回しきります。この状態で電源につないで、黄色い○の電圧を測りながら RV3 を回します。4.5V のところで止めて、RV3 を取り外し、RV3 の 1 番ピンと 2 番ピンの抵抗値を測ります。R6 と RV3 をその抵抗値の約半分の値にするとOKです。

試作後の試行だったので適当な(勘)抵抗 4.7kΩ を写真のように R6 と C3 の間に追加で取り付けました。R6+RV3 と並列に繋いでいます。コレクタ抵抗は 3.2kΩ となりました。6.8kΩ とか 8.2kΩ とかもうちょっと大きくてもよかったかもしれません。

トランジスタ終わりなき旅 NPN Fuzz Face 20260717版

  • オリジナル:Arbiter Fuzz Face
  • エフェクターのタイプ: ファズ
  • マニア度: 定番
  • 基板のサイズ: 32mm x 32mm / ケース: 1590Aタイプ
  • 提供法: 基板頒布

みなさんご存知 Fuzz Face。トランジスタ2個のシンプルな回路で破壊的な歪みとチリチリとした飽和感のある質感を生み出しています。ここから派生したファズもたくさんあります。当時のゲルマニウムトランジスタの音を求め、終わりなきトランジスタ探しの旅から戻って来られない方もいるのではないでしょうか。

この基板では、というよりは Fuzz Face を作る場合、トランジスタの特性により使用する抵抗値が変化するため、デジタルマルチメーターで測定しながら作ります。ブレッドボードで仮組みをして測定するのもアリです。1つ目のトランジスタには hFE が 80 程度のものが求められます。現在のトランジスタからするとかなり低い値でなかなかありません。なので、オリジナルでは PNP ですが選択肢の多い NPN を使用する回路としました。

作り方は簡単に抵抗値を決める方法を示しています。様々な見解のある Fuzz Face です。この作り方にこだわる必要はありません。自由に作ってください。

部品リスト

一般的なペダルの形で作る場合の部品リストです。基板の頒布なので部品のランクや値は好みで変更してください。

部品番号 値 備考
R1 ※1 1M 茶黒緑
R2 33k 橙橙橙
R3 100k 茶黒黄
R4 ※2 330 橙橙茶
R5 ※2 8.2k 灰赤赤
R6 ※3 30k 橙黒橙 パイロットランプLED用
C1 2.2u 電解
C2 10n 103 フィルム
C3 22u 電解
C4 ※1 47u 電解
D1 ※4 LED パイロットランプ
RV1 1k Bカーブ VOLUME
RV2 500k Aカーブ VOLUME
Q1 NPN トランジスタ hFE≒80
Q2 ※5 NPN トランジスタ hFE≒120
3PDTフットスイッチ
6.3mm ジャック 入出力ジャック各1個
2.1mm DCジャック +9V 電源

※1 オリジナルにはないです。省略できます。

※2 トランジスタの特性で値が変わります。オリジナルの抵抗値です。

※3 R6 は LED の電流制限抵抗です。LED はそれぞれ明るさが異なります。抵抗値を変えると流れる電流を調整でき好みの明るさにすることができます。抵抗値を大きくすると暗くなります。パイロットランプ LED を使わない場合は省略できます。

※4 LED はパイロットランプです。ケースで仕上げる場合はケースに取り付けて基板の LED 端子から導線でつなぎます。ケースではなく基板上の D6 に直接取り付けることもできます。そもそも無くても動作します。

※5 Q2 の hFE は 120 程度といわれています。Q1 と Q2 の hFE の比が大事ともいわれています。いろいろ試して好みの音を探すのがいいと思います。

※ フィルムコンデンサは Faithful Link 社製のサイズで作ってあります。他社のものを使うときはスペースが足りるか確認してください。

基板の端子

端子名
J3 電源端子 2.1mm DCジャック 9Vを給電します
J5 LED端子 パイロットランプをケースに取り付けるときに使います
J1 フットスイッチIN 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J6 フットスイッチLED 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J4 フットスイッチGND 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J2 フットスイッチOUT 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
RV1 FUZZ つまみ
RV2 VOLUME つまみ

作り方

作例

この基板は ECB 配列、EBC 配列、SMD、どのタイプのトランジスタでも取り付けられるようにしています。作例では Q1 に SMD、Q2 に ECB 配列のトランジスタを使っています。Bと書いてある方が ECB 配列、C と書いてある方が EBC 配列用の取り付け位置です。SMD はうまく配列が合うように取り付けてください。

  • パイロットランプと電源用の電解コンデンサは省きました。

事前準備

特になし

基板に部品を取り付ける

R4 と R5 以外 の部品を取り付けます。抵抗など背の低いものから順番に取り付けていきます。

パイロットランプ用の LED はケースに取り付けと基板に取り付けを選べます。基板に取り付けるときは D1 に取り付けます。四角いランドの方がカソードです。ケースに取り付ける場合は J5 端子から導線で取り付けます。後ほど出てくる配線図を参考にしてください。

パイロットランプ用の LED は使わないというのであれば R3 も不要です。

極性に注意

  • 電解コンデンサ(C1, C3, C4)は極性があります。コンデンサの白い帯(マイナス)側を基板の白塗り側に取り付けます。
  • LED は四角いパッドのほうがカソードです。
  • トランジスタの足は仕様書などで確認してください。

ボリューム類の配線

可変抵抗の配線を下図のようにします。可変抵抗は正面から見て左の足から 1 番、2 番、3 番です。図は裏面から見ています。基板上では四角いパターンが 1 番です。

配線の仕方は Guv'nor の「ボリューム類の配線」を参考にしてください。リード線の長さがちょうどよくなり、ケースに収めるときもスマートです。

スイッチ類の配線

下図のように配線します。

+9V +/- には電源を、LED K/A にはパイロットランプ用の LED をつなぎます。 フットスイッチ用基板を使う場合は J1、J6、J4、J2 の端子を上のようにフットスイッチ基板の端子につなぎます。

フットスイッチ用の基板を使わない場合は次のようにしてください。

  • 入力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板の J1(IN)につなぐ。GND は J4(GND)に。
  • 出力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板の J2(OUT)につなぐ。GND は J4(GND)または入力ジャックの GND に。
  • はんだ面の SW1 をショートさせます。

演奏中フットスイッチで切り替えないのであればフットスイッチを省略できます。かなりのコストダウンになります。頑丈なケースも必要なくなるので100均のプラスチックケース(3個セットの保存パックなど)にするとさらにコストダウンできます。

R4 と R5 の値を決める

電源につなぎ J3 の電圧を測ります。9V が来てない場合は電源から J3 までの間を直してください。

10kΩや20kΩの可変抵抗を写真の赤丸○に仮でつなぎ、Q2 のコレクタ電圧 V_Q2C を測定します。V_Q2C が 4.5V になるように可変抵抗を調整します。コレクタ電圧は黄丸○の場所です。Q2の空いてる方にテスターリードを当てると楽です。

ギターとアンプにもつないで音も確認しながら調整するのがいいと思います。自分にとってちょうどいいバイアス電圧は 4.5V じゃないかもしれません。

写真はブレッドボードに可変抵抗を付けて基板からテストワイヤーで接続しています。この写真は撮影のため必要な部品だけを取り付けています(R1は不要ですが…)。RV1はトランジスタのバイアスを測るだけなので 1kΩ の抵抗を仮で付けています。1kΩ の可変抵抗が手元にありませんでした。

バイアスの調整ができれば仮で接続していた可変抵抗を外しデジタルマルチメーターで抵抗値を測定します。この値を R_Q2C とする。

R4=R_Q2C×(330/8530)
R5=R_Q2C×(8200/8530)

オリジナルの抵抗値の比率からすると上のような計算となります。実際の抵抗は値は飛び飛びの固定値(E系列)なのでそれっぽい値のものを使います。R4 と R5 を基板に取り付けます。

ちなみに試作で使ったトランジスタの hFE_Q1 は 81、 hFE_Q2 は 180 で、R_Q2C は 4.4kΩ でした。ということで R4 を 390Ω、R5 を 3.9kΩとしました。

お買い物リスト

一応のお買い物リストです。部品の省略やパラメータの選択で変更してください。秋月電子さんの部品番号を書いています。部品調達の参考にしてください。廃番になることもあります。

部品番号 値 数量 秋月販売コード
R1 1M 1 125105
R2 33k 1 125333
R3 100k 1 125104
R4 ※1 330 1 125331
R5 ※1 8.2k 1 125822
R6 ※2 30k 1 125303
C1 2.2u 1 117891
C2 10n 1 114592
C3 22u 1 117899
C4 47u 1 117403
D1 LED 1 111577
RV1 1k (B) 1 118291
RV2 500k (A) 1 111420
Q1 NPNトランジスタ 1
Q2 NPNトランジスタ 1
3PDT 1 117590
6.3mm ジャック 2 114813
2.1mm DCジャック 1 117108

※1 Q2 のバイアス調整用抵抗です。バイアス電圧を測定して値を決めてください。オリジナルどおりには行かないと思います。

※2 LED の電流調整用の抵抗です。LED ごと、好みの明るさで変わってきます。適当なものを選んでください。

頒布について

メルカリにて頒布予定です。「【自作用PCB】NPN Fuzz Face 20260717版」というタイトルで出品します。ヤフオクでも頒布します。

Smoggy Overdrive 20260603版

  • オリジナル:Y.O.S. Smoggy Overdrive
  • エフェクターのタイプ: ローゲイン オーバードライブ
  • マニア度: お金持ち
  • 基板のサイズ: 45mm x 41mm / ケース: 1590Bタイプ
  • 提供法: 基板頒布

トランスペアレント系ローゲインオーバードライブ Smoggy Overdrive を作る基板です。LM833 という入手が若干難しいオペアンプを使っています。Angry Charlie など JHS のペダルでよく使われているやつです。評判がすごくいいですね。1つ作ってみてはいかがでしょうか。部品さえ揃えば比較的簡単です。

20260603版は20260520版のパターン引き忘れを修正したものです。使っている作例の写真は20260520版のものです。


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部品リスト

一般的なペダルの形で作る場合の部品リストです。基板の頒布なので部品のランクや値は好みで変更してください。

部品番号 値 備考
R1 1M 茶黒緑
R2 1M 茶黒緑
R3 620 青赤茶
R4 22k 赤赤橙
R5 3.3k 橙橙赤
R8 3.3k 橙橙赤
R9 3.3k 橙橙赤
R10 3.9k 橙白赤
R11 ※1 30k 橙黒橙 パイロットランプLED用
R12 100 茶黒茶
R13 10k 茶黒橙
R14 8.2k 灰赤赤
C1 47n 473 フィルム
C2 56p 56 セラミック
C3 33n 333 フィルム
C4 1u 105 セラミック
C5 220p 220 フィルム
C6 27n 273 セラミック
C7 1n 102 フィルム
C8 1u 105 フィルム
C9 100n 104 セラミック
C10 100u 電解
C11 100u 電解
D1 1N4148 回路保護用
D2 1N4148 クリッピング用
D3 1N4148 クリッピング用
D4 ※2 LED パイロットランプ
R6 500k Aカーブ
R7 20k Bカーブ
RV1 10k Aカーブ
U1 LM833N
3PDTフットスイッチ
6.3mm ジャック 入出力ジャック各1個
2.1mm DCジャック +9V 電源

※1 R11 は LED の電流制限抵抗です。LED はそれぞれ明るさが異なります。抵抗値を変えると流れる電流を調整でき好みの明るさにすることができます。抵抗値を大きくすると暗くなります。パイロットランプ LED を使わない場合は省略できます。

※2 LED はパイロットランプです。ケースで仕上げる場合はケースに取り付けて基板の LED 端子から導線でつなぎます。ケースではなく基板上の D4 に直接取り付けることもできます。そもそも無くても動作します。

※ フィルムコンデンサは Faithful Link 社製のサイズで作ってあります。他社のものを使うときはスペースが足りるか確認してください。

基板の端子

端子名
J3 電源端子 2.1mm DCジャック 9Vを給電します
J5 LED端子 パイロットランプをケースに取り付けるときに使います
J1 フットスイッチIN 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J6 フットスイッチLED 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J4 フットスイッチGND 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J2 フットスイッチOUT 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
R6 DRIVE つまみ
R7 TONE つまみ
RV1 VOLUME つまみ

作り方

作例

  • フィルムコンデンサはF2DとMET370
  • U1 は onsemi の LM833DR2G を使いました。
  • R3(620Ω) は秋月で取り扱いがないので複数の 680Ω の中から値を計って 660Ω のものを使いました。
  • C2(56p) は手元に無かったので 47p を使いました。
  • C6(27n) は手元に無かったので 22n を使いました。
  • パイロットランプはオンボードにしています。

事前準備

R6 と R7 の2番端子と3番端子を余った抵抗の足などでショートさせておきます。

基板に部品を取り付ける

抵抗など背の低いものから順番に取り付けていきます。

パイロットランプ用の LED はケースに取り付けと基板に取り付けを選べます。基板に取り付けるときは D4 に取り付けます。四角いランドの方がカソードです。ケースに取り付ける場合は J5 端子から導線で取り付けます。後ほど出てくる配線図を参考にしてください。

極性に注意

  • 電解コンデンサ(C10、C11)は極性があります。コンデンサの白い帯(マイナス)側を基板の白塗り側に取り付けます。
  • ダイオード(D1、D2、D3)には極性があります。基板上の帯と部品の帯を一致させます。LED(D4) は四角いパッドのほうがカソードです。
  • オペアンプ U1 は四角いパッドが 1 番ピンです。

ボリューム類の配線

可変抵抗の配線を下図のようにします。可変抵抗は正面から見て左の足から 1 番、2 番、3 番です。図は裏面から見ています。基板上では四角いパターンが 1 番です。

配線の仕方は Guv'nor の「ボリューム類の配線」を参考にしてください。リード線の長さがちょうどよくなり、ケースに収めるときもスマートです。

スイッチ類の配線

下図のように配線します。

+9V +/- には電源を、LED K/A にはパイロットランプ用の LED をつなぎます。 フットスイッチ用基板を使う場合は J1、J6、J4、J2 の端子を上のようにフットスイッチ基板の端子につなぎます。

フットスイッチを使わない場合は次のようにしてください。

  • 入力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板の J1(IN)につなぐ。GND は J4(GND)に。
  • 出力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板の J2(OUT)につなぐ。GND は J4(GND)または入力ジャックの GND に。
  • J6(LED)と J4(GND)をつなぐ。

演奏中フットスイッチで切り替えないのであればフットスイッチを省略できます。かなりのコストダウンになります。頑丈なケースも必要なくなるので100均のプラスチックケース(3個セットの保存パックなど)にするとさらにコストダウンできます。

仕上げる前に

仮組み・通電までしてまずは電源まわりのチェックをします。

  • J3 の電圧(約9V)を測る。→電源から J3 までに問題。
  • U1 の黒丸 4 番端子(GND)と赤丸 8 番端子の電圧(約8V)を測る。→D3、R12、C9、C10、R13、R14、C11 のはんだ付けを確認。
  • R9 の黄丸端子の電圧(約4V)を測る。→ R13、R14 の付け間違いを確認する。
  • パイロットランプLEDの点灯を確認。→LED、R11 のはんだ付けを確認。フットスイッチ用基板の接続を確認。基板を使わない場合は J6 と J4 の接続を確認。

問題なければギターか発振器を入力につないで音出ししてみます。ケースに入れて完成です。

お買い物リスト

一応のお買い物リストです。部品の省略やパラメータの選択で変更してください。秋月電子さんの部品番号を書いています。部品調達の参考にしてください。廃番になることもあります。

部品番号 値 数量 秋月販売コード
R1, R2 1M 2 125105
R3 ※1 680 1 125681
R4 22k 1 125223
R5, R8, R9 3.3k 3 125332
R10 3.9k 1 125392
R11 ※2 30k 1 125303
R12 100 1 125101
R13 10k 1 125103
R14 8.2k 1 125822
C1 47n 1 114596
C2 56p 1 108099
C3 33n 1 114595
C4, C8 1u 2 114602
C5 220p 1 108106
C6 ※3 22n 1 114594
C7 1n 1 114587
C9 0.1u 1 113582
C10, C11 100u 2 102724
D1, D2, D3 1N4148 3 100941
D4 LED 1 111577
R6 500k (A) 1 111420
R7 20k (B) 1 105700
RV1 10k (A) 1 129553
U1 ※4 NJM4558DD 1 111236
3PDT 1 117590
6.3mm ジャック 2 114813
2.1mm DCジャック 1 117108

※1 620Ωは秋月での取り扱いがないので680Ωを選んでいます。お隣の千石電商さんでは取り扱いがあるようです。

※2 LED の電流調整用の抵抗です。LED ごと、好みの明るさで変わってきます。適当なものを選んでください。

※3 27n の取り扱いが無いので 22n を選びました。お隣の千石電商さんでは取り扱いがあるようです。

※4 LM833N の取り扱いが無いので NJM4558 を選びました。

頒布について

メルカリにて頒布予定です。「【自作用PCB】Smoggyオーバードライブ 20260603版」というタイトルで出品します。ヤフオクでも頒布します。LM833DR2G 付きも出品します。

Morning Glory 20260518版

  • オリジナル:JHS Morning Glory
  • エフェクターのタイプ: トランスパレント系オーバードライブ
  • マニア度: 普通
  • 基板のサイズ: 50mm x 50mm / ケース: 1590Bタイプ
  • 提供法: 基板頒布

Marshall Blues Breaker系で人気のローゲインオーバードライブです。Blues Breaker がオペアンプに TL072 を使っていますが、Morning Glory は LM833N を使っています。バージョンがいくつかあるようで、この基板はV3にあたります。ブライト・カット・スイッチが付いたバージョンです。


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部品リスト

一般的なペダルの形で作る場合の部品リストです。基板の頒布なので部品のランクや値は好みで変更してください。

部品番号 値 備考
R1 2.2M 赤赤緑
R2 4.7k 黄紫赤
R3 3.3k 橙橙赤
R4 1M 茶黒緑
R5 10k 茶黒橙
R6 6.8k 青灰赤
R7 220k 赤赤黄
R8 1k 茶黒赤
R9 6.8k 青灰赤
R10 100k 茶黒黄
R11 68k 青灰橙
R12 1M 茶黒緑
R13 22k 赤赤橙
R14 12k 茶赤橙
R15 12k 茶赤橙
R16 ※1 30k 橙黒橙 パイロットランプLED用
R17 47k 黄紫橙
R18 47k 黄紫橙
C1 10n 103 フィルム
C2 10n 103 フィルム
C3 10n 103 フィルム
C4 47p 47 セラミック
C5 100n 104 フィルム
C6 470p 470 セラミック
C7 10n 103 フィルム
C8 10n 103 フィルム
C9 100n 104 フィルム
C10 10u 電解
C11 10u 電解
C12 100u 電解
C13 100n セラミック
C14 100u 電解
D1 1N4148 クリッピング
D2 1N4148 クリッピング
D3 1N4148 クリッピング
D4 1N4148 クリッピング
D5 1N5817 回路保護用
D6 ※2 LED パイロットランプ
RV1 100k Bカーブ DRIVE
RV2 25k Bカーブ TONE
RV3 100k Aカーブ VOL
U1 LM833N
Q1 2N5457
SW1 SPST ブライト・カット
3PDTフットスイッチ
6.3mm ジャック 入出力ジャック各1個
2.1mm DCジャック +9V 電源

※1 R1 は LED の電流制限抵抗です。LED はそれぞれ明るさが異なります。抵抗値を変えると流れる電流を調整でき好みの明るさにすることができます。抵抗値を大きくすると暗くなります。パイロットランプ LED を使わない場合は省略できます。

※2 LED はパイロットランプです。ケースで仕上げる場合はケースに取り付けて基板の LED 端子から導線でつなぎます。ケースではなく基板上の D6 に直接取り付けることもできます。そもそも無くても動作します。

※ フィルムコンデンサは Faithful Link 社製のサイズで作ってあります。他社のものを使うときはスペースが足りるか確認してください。

基板の端子

端子名
J3 電源端子 2.1mm DCジャック 9Vを給電します
J5 LED端子 パイロットランプをケースに取り付けるときに使います
J1 フットスイッチIN 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J6 フットスイッチLED 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J4 フットスイッチGND 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J2 フットスイッチOUT 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
RV1 DRIVE つまみ
RV2 TONE つまみ
RV3 VOL つまみ

作り方

作例

  • U1 は onsemi の LM833DR2G を使いました。
  • Q1 は 2SK303-V3 を使いました。ピンアサインがまるで逆なので基板の絵とは逆向きに取り付けています。
  • パイロットランプ は基板に取り付けました。
  • フィルムコンデンサは F2D を使いました。

Q1 に 2N5457 の SMD 版 MMBF5457 を使う場合

2N5457 (MMBF5457) は仕様書によると「Drain and Source Interchangeable」なのでゲートの場所さえあってればドレインとソースはどっちに付けても大丈夫なのですが、一応ピンアサインどおりに取り付けるとして、下図のようにはんだ面に取り付けます。2N5457 の代わりに MMBFJ113 を使ってる例も見られます。

事前準備

特になし

基板に部品を取り付ける

抵抗など背の低いものから順番に取り付けていきます。

パイロットランプ用の LED はケースに取り付けと基板に取り付けを選べます。基板に取り付けるときは D6 に取り付けます。四角いランドの方がカソードです。ケースに取り付ける場合は J5 端子から導線で取り付けます。後ほど出てくる配線図を参考にしてください。

パイロットランプ用の LED は使わないというのであれば R16 も不要です。

極性に注意

  • 電解コンデンサ(C10, C11, C12, C4)は極性があります。コンデンサの白い帯(マイナス)側を基板の白塗り側に取り付けます。
  • ダイオードには極性があります。基板上の帯と部品の帯を一致させます。LED は四角いパッドのほうがカソードです。
  • JFET(2N5457)は極性があります。2N5457 を使う場合は基板の絵に合わせてください。おそらく他の JFET で代用することになると思いますがそのときは仕様書でピンアサインを調べて正しく取り付けてください。

ボリューム類の配線

可変抵抗の配線を下図のようにします。可変抵抗は正面から見て左の足から 1 番、2 番、3 番です。図は裏面から見ています。基板上では四角いパターンが 1 番です。

配線の仕方は Guv'nor の「ボリューム類の配線」を参考にしてください。リード線の長さがちょうどよくなり、ケースに収めるときもスマートです。

スイッチ類の配線

下図のように配線します。

+9V +/- には電源を、LED K/A にはパイロットランプ用の LED をつなぎます。 フットスイッチ用基板を使う場合は J1、J6、J4、J2 の端子を上のようにフットスイッチ基板の端子につなぎます。

フットスイッチ用の基板を使わない場合は次のようにしてください。

  • 入力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板の J1(IN)につなぐ。GND は J4(GND)に。
  • 出力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板の J2(OUT)につなぐ。GND は J4(GND)または入力ジャックの GND に。
  • J6(LED)は J4(GND)に。

演奏中フットスイッチで切り替えないのであればフットスイッチを省略できます。かなりのコストダウンになります。頑丈なケースも必要なくなるので100均のプラスチックケース(3個セットの保存パックなど)にするとさらにコストダウンできます。

仕上げる前に

仮組み・通電までしてまずは電源まわりのチェックをします。

  • J3 の電圧(約9V)を測る。→電源から J3 までに問題。
  • パイロットランプLEDの点灯を確認。→LED、R16 のはんだ付けを確認。フットスイッチ用基板の接続を確認。基板を使わない場合は J6 と J4 の接続を確認。
  • U1 の GND(4番ピン)と8番ピンの電圧(8.8V)を測る。→D5、C12、C13、C14、R17、R18の向きとはんだ付けを確認。
  • U1 の5番ピンの電圧(5.2V)

問題なければギターか発振器を入力につないで音出ししてみます。ケースに入れて完成です。

お買い物リスト

一応のお買い物リストです。部品の省略やパラメータの選択で変更してください。秋月電子さんの部品番号を書いています。部品調達の参考にしてください。廃番になることもあります。

部品番号 値 数量 秋月販売コード
R1 2.2M 1 125225
R2 4.7k 1 125472
R3 3.3k 1 125332
R4, R12 1M 2 125105
R5 10k 1 125103
R6, R9 6.8k 2 125682
R7 220k 1 125224
R8 1k 1 125102
R10 100k 1 125104
R11 68k 1 125683
R13 22k 1 125223
R14, R15 12k 2 125123
R16 ※1 30k 1 125303
R17, R18 47k 2 118208
C1, C2, C3, C7, C8 10n 5 114592
C4 47p 1 108045
C5, C9 100n 2 114597
C6 470p 1 108110
C10, C11 10u 2 117897
C12, C14 100u 2 102724
C13 100n 1 115927
D1, D2, D3, D4 1N4148 4 100941
D5 ※2 SBM245L 1 117439
D6 LED 1 111577
RV1 100kB 1 131195
RV2 25kB 1 102986
RV3 100kA 1 116477
U1 ※3 NJM4558DD 1 111236
Q1 ※4 2SK212-D 1 107930
SW1 ※5 MS-500K-B 1 115738
3PDT 1 117590
6.3mm ジャック 2 114813
2.1mm DCジャック 1 117108

※1 LED の電流調整用の抵抗です。LED ごと、好みの明るさで変わってきます。適当なものを選んでください。

※2 1N5817 は秋月さんでは取り扱いがないので、他店で入手してください。秋月さんだと SBM245L(117439)などが使えるかもしれません。または電圧降下(順方向電圧 Vf)の小さいものを選びます。

※3 秋月さんにはLM833Nの取り扱いがありません。代わりにNJM4558DDを選んでいます。

※4 秋月さんには2N5457の取り扱いがありません。代わりに高周波用ですが2SK212-Dを選んでいます。(Idssと|Yfs|が近い)

※5 SPDT の方が安いです。1MS1-T1-B1-M1-Q-N (103774)など

頒布について

メルカリにて頒布予定です。「【自作用PCB】Morning Glory 20260518版」というタイトルで出品します。ヤフオクでも頒布します。

Smoggy Overdrive 20260520版

  • オリジナル:Y.O.S. Smoggy Overdrive
  • エフェクターのタイプ: ローゲイン オーバードライブ
  • マニア度: お金持ち
  • 基板のサイズ: 45mm x 41mm / ケース: 1590Bタイプ
  • 提供法: 基板頒布

この記事には新しいバージョンがあります。

oue.hatenablog.com

トランスペアレント系ローゲインオーバードライブ Smoggy Overdrive を作る基板です。LM833 という入手が若干難しいオペアンプを使っています。Angry Charlie など JHS のペダルでよく使われているやつです。評判がすごくいいですね。1つ作ってみてはいかがでしょうか。部品さえ揃えば比較的簡単です。

1か所パターンを引くのを忘れていました。修正はすぐ隣とつなぐので特に難しくはないです。お手数ですが修正してください。詳しくは作り方書きました。


www.youtube.com

部品リスト

一般的なペダルの形で作る場合の部品リストです。基板の頒布なので部品のランクや値は好みで変更してください。

部品番号 値 備考
R1 1M 茶黒緑
R2 1M 茶赤緑
R3 620 青赤茶
R4 22k 赤赤橙
R5 3.3k 橙橙赤
R8 3.3k 橙橙赤
R9 3.3k 橙橙赤
R10 3.9k 橙白赤
R11 ※1 30k 橙黒橙 パイロットランプLED用
R12 100 茶黒茶
R13 10k 茶黒橙
R14 8.2k 灰赤赤
C1 47n 473 フィルム
C2 56p 56 セラミック
C3 33n 333 フィルム
C4 1u 105 セラミック
C5 220p 220 フィルム
C6 27n 273 セラミック
C7 1n 102 フィルム
C8 1u 105 フィルム
C9 100n 104 セラミック
C10 100u 電解
C11 100u 電解
D1 1N4148 回路保護用
D2 1N4148 クリッピング用
D3 1N4148 クリッピング用
D4 ※2 LED パイロットランプ
R6 500k Aカーブ
R7 20k Bカーブ
RV1 10k Aカーブ
U1 LM833N
3PDTフットスイッチ
6.3mm ジャック 入出力ジャック各1個
2.1mm DCジャック +9V 電源

※1 R11 は LED の電流制限抵抗です。LED はそれぞれ明るさが異なります。抵抗値を変えると流れる電流を調整でき好みの明るさにすることができます。抵抗値を大きくすると暗くなります。パイロットランプ LED を使わない場合は省略できます。

※2 LED はパイロットランプです。ケースで仕上げる場合はケースに取り付けて基板の LED 端子から導線でつなぎます。ケースではなく基板上の D4 に直接取り付けることもできます。そもそも無くても動作します。

※ フィルムコンデンサは Faithful Link 社製のサイズで作ってあります。他社のものを使うときはスペースが足りるか確認してください。

基板の端子

端子名
J3 電源端子 2.1mm DCジャック 9Vを給電します
J5 LED端子 パイロットランプをケースに取り付けるときに使います
J1 フットスイッチIN 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J6 フットスイッチLED 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J4 フットスイッチGND 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
J2 フットスイッチOUT 3PDTフットスイッチ基板につなぎます
R6 DRIVE つまみ
R7 TONE つまみ
RV1 VOLUME つまみ

作り方

作例

  • フィルムコンデンサはF2DとMET370
  • U1 は onsemi の LM833DR2G を使いました。
  • R3(620Ω) は秋月で取り扱いがないので複数の 680Ω の中から値を計って 660Ω のものを使いました。
  • C2(56p) は手元に無かったので 47p を使いました。
  • C6(27n) は手元に無かったので 22n を使いました。
  • パイロットランプはオンボードにしています。

事前準備

R6 と R7 の2番端子と3番端子を余った抵抗の足などでショートさせておきます。

抵抗 R11 と R12 を取り付けるとき

プリント基板を作るときに R11 と R12 をつなぐ配線を忘れてしまいました。どちらかの足を隣まで延長してつないでください。R11 は LED へ電流を流す抵抗です。ここをつながないとLEDが点灯しません。逆に言うとLEDが不要な場合、ここをショートしなくても問題ありません。R11 も LED も不要です。

基板に部品を取り付ける

抵抗など背の低いものから順番に取り付けていきます。

パイロットランプ用の LED はケースに取り付けと基板に取り付けを選べます。基板に取り付けるときは D4 に取り付けます。四角いランドの方がカソードです。ケースに取り付ける場合は J5 端子から導線で取り付けます。後ほど出てくる配線図を参考にしてください。

極性に注意

  • 電解コンデンサ(C10、C11)は極性があります。コンデンサの白い帯(マイナス)側を基板の白塗り側に取り付けます。
  • ダイオード(D1、D2、D3)には極性があります。基板上の帯と部品の帯を一致させます。LED(D4) は四角いパッドのほうがカソードです。
  • オペアンプ U1 は四角いパッドが 1 番ピンです。

ボリューム類の配線

可変抵抗の配線を下図のようにします。可変抵抗は正面から見て左の足から 1 番、2 番、3 番です。図は裏面から見ています。基板上では四角いパターンが 1 番です。

配線の仕方は Guv'nor の「ボリューム類の配線」を参考にしてください。リード線の長さがちょうどよくなり、ケースに収めるときもスマートです。

スイッチ類の配線

下図のように配線します。

+9V +/- には電源を、LED K/A にはパイロットランプ用の LED をつなぎます。 フットスイッチ用基板を使う場合は J1、J6、J4、J2 の端子を上のようにフットスイッチ基板の端子につなぎます。

フットスイッチを使わない場合は次のようにしてください。

  • 入力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板の J1(IN)につなぐ。GND は J4(GND)に。
  • 出力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板の J2(OUT)につなぐ。GND は J4(GND)または入力ジャックの GND に。
  • J6(LED)と J4(GND)をつなぐ。

演奏中フットスイッチで切り替えないのであればフットスイッチを省略できます。かなりのコストダウンになります。頑丈なケースも必要なくなるので100均のプラスチックケース(3個セットの保存パックなど)にするとさらにコストダウンできます。

仕上げる前に

仮組み・通電までしてまずは電源まわりのチェックをします。

  • J3 の電圧(約9V)を測る。→電源から J3 までに問題。
  • U1 の黒丸 4 番端子(GND)と赤丸 8 番端子の電圧(約8V)を測る。→D3、R12、C9、C10、R13、R14、C11 のはんだ付けを確認。
  • R9 の黄丸端子の電圧(約4V)を測る。→ R13、R14 の付け間違いを確認する。
  • パイロットランプLEDの点灯を確認。→LED、R11 のはんだ付けを確認。フットスイッチ用基板の接続を確認。基板を使わない場合は J6 と J4 の接続を確認。

問題なければギターか発振器を入力につないで音出ししてみます。ケースに入れて完成です。

お買い物リスト

一応のお買い物リストです。部品の省略やパラメータの選択で変更してください。秋月電子さんの部品番号を書いています。部品調達の参考にしてください。廃番になることもあります。

部品番号 値 数量 秋月販売コード
R1, R2 1M 2 125105
R3 ※1 680 1 125681
R4 22k 1 125223
R5, R8, R9 3.3k 3 125332
R10 3.9k 1 125392
R11 ※2 30k 1 125303
R12 100 1 125101
R13 10k 1 125103
R12 8.2k 1 125822
C1 47n 1 114596
C2 56p 1 108099
C3 33n 1 114595
C4, C8 1u 2 114602
C5 220p 1 108106
C6 ※3 22n 1 114594
C7 1n 1 114587
C9 0.1u 1 115927
C10, C11 100u 2 102724
D1, D2, D3 1N4148 3 100941
D4 LED 1 111577
R6 500k (A) 1 111420
R7 20k (B) 1 105700
RV1 10k (A) 1 129553
U1 ※4 NJM4558DD 1 111236
3PDT 1 117590
6.3mm ジャック 2 114813
2.1mm DCジャック 1 117108

※1 620Ωは秋月での取り扱いがないので680Ωを選んでいます。お隣の千石電商さんでは取り扱いがあるようです。

※2 LED の電流調整用の抵抗です。LED ごと、好みの明るさで変わってきます。適当なものを選んでください。

※3 27n の取り扱いが無いので 22n を選びました。お隣の千石電商さんでは取り扱いがあるようです。

※4 LM833N の取り扱いが無いので NJM4558 を選びました。

頒布について

メルカリにて頒布予定です。「【自作用PCB】Smoggyオーバードライブ 20260520版」というタイトルで出品します。ヤフオクでも頒布します。LM833DR2G 付きも出品します。