OUE

ものづくりブログです。音楽などを中心にやっていきます。作ろう!ものづくりイベントやろう!

Purple Plexi 800 20241219版

  • オリジナル: Lovepedal Purple Plexi 800
  • エフェクターのタイプ: ディストーション、プレキシ系
  • マニア度: 普通
  • 基板のサイズ: 5cm x 4cm / ケース: 1590Bタイプ
  • 提供法: 基板頒布

オーバードライブやディストーションダイオードで歪ませるものが多いですが、これは低出力パワーアンプに使われる IC LM386 を使ったディストーションです。Marshall の Plexi サウンドを再現しています。けっこう人気があるようで、自作されている方は多いですし、YouTube でもたくさんデモが投稿されています。回路がシンプルなのも自作に向いていますね。

この LM386 というパワーアンプギターアンプの自作でもよく使われています。国内外ネットにたくさん情報があるので調べてみてください。私も入力段に JFET バッファを付けた 386 アンプを居間で使っています。

部品リスト

一般的なペダルの形で作る場合の部品リストです。基板の頒布なので部品のランクや値は好みで変更してください。

部品番号 備考
R1 2.2M 赤赤緑
R2 10 茶黒黒
R3 470 黄紫茶
R4 4.7k 黄紫赤
R5 4.7k 黄紫赤
R6 1.74k ???
R7 330 橙橙茶
R8 ※1 30k 橙茶橙 パイロットランプLED用
R9 10 茶黒黒
C1 370p セラミック
C2 4.7n フィルム
C3 47u 電解
C4 47u 電解
C5 4.7n フィルム or セラミック
C6 100n フィルム
C7 47u 電解
C8 100n セラミック
D1 BAT43 回路保護用
D2 BAT43 回路保護用
D3 ※2 LED パイロットランプ
RV1 1k Bカーブ
RV2 5k Bカーブ
RV3 100k Bカーブ
U1 JRC386
3PDTフットスイッチ
6.3mm ジャック 入出力ジャック各1個
2.1mm DCジャック +9V 電源

※1 R8 はLEDの電流制限抵抗です。LEDはそれぞれ明るさが異なります。抵抗値を変えると流れる電流を調整でき好みの明るさにすることができます。抵抗値を大きくすると暗くなります。パイロットランプLEDを使わない場合は省略できます。

※2 LEDはパイロットランプです。ケースで仕上げる場合はケースに取り付けて基板のLED端子から導線でつなぎます。ケースではなく基板上の D3 に直接取り付けることもできます。そもそも無くても動作します。

※ フィルムコンデンサはFaithful Link社製のサイズで作ってあります。他社のものを使うときはスペースが足りるか確認してください。

基板の端子

端子名
J1 IN フットスイッチ基板の IN につなぎます
J2 OUT フットスイッチ基板の OUT につなぎます
J3 電源端子 2.1mm DCジャック 9Vを給電します
J4 SW_LED フットスイッチ基板の LED につなぎます
J5 LED端子 パイロットランプをケースに取り付けるときに使います
J6 SW_GND フットスイッチ基板の GND につなぎます
RV1 GAIN つまみ
RV2 FREQ つまみ
RV3 VOL つまみ

作り方

作例

330Ωの抵抗が手元に無かったので R7 は合成抵抗で作っています。回路保護用ダイオードは並列で付けることになっていますがもったいないので一つだけにしています。LED は基板上に取り付けました。RV1 (Gain) はオリジナルと同じ B カーブを使いましたが、変化がなめらかでないので C カーブの方がよさそうです。

事前準備

RV1 の 1 番端子と 2 番端子を余った抵抗の足などでショートさせておきます。

基板に部品を取り付ける

抵抗など背の低いものから順番に取り付けていきます。

パイロットランプ用の LED はケースに取り付けと基板に取り付けを選べます。基板に取り付けるときは D3 に取り付けます。四角いランドの方がカソードです。ケースに取り付ける場合は J5 端子から導線で取り付けます。後ほど出てくる配線図を参考にしてください。

極性に注意

  • 電解コンデンサ(C3, C4, C7)は極性があります。コンデンサの白い帯(マイナス)側を基板の白塗り側に取り付けます。
  • ダイオードには極性があります。基板上の帯と部品の帯を一致させます。LED は四角いパッドのほうがカソードです。

ボリューム類の配線

可変抵抗の配線を下図のようにします。可変抵抗は正面から見て左の足から 1 番、2 番、3 番です。図は裏面から見ています。 基板上では四角いパターンが 1 番です。

配線の仕方は Guv'nor の「ボリューム類の配線」を参考にしてください。リード線の長さがちょうどよくなり、ケースに収めるときもスマートです。

スイッチ類の配線

下図のように配線します。

+9V/GND には電源を、LED K/A にはパイロットランプ用の LED をつなぎます。 フットスイッチ用基板を使う場合は J1、J6、J4、J2 の端子を上のようにフットスイッチ基板の端子につなぎます。

フットスイッチ用の基板を使わない場合は次のようにしてください。

  • 入力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板の J1(IN)につなぐ。GND は J4(GND)に。
  • 出力6.3mmジャックの信号(チップ)を基板の J2(OUT)につなぐ。GND は J4(GND)または入力ジャックの GND に。
  • J6(LED)は J4(GND)に。

演奏中フットスイッチで切り替えないのであればフットスイッチを省略できます。かなりのコストダウンになります。頑丈なケースも必要なくなるので100均のプラスチックケース(3個セットの保存パックなど)にするとさらにコストダウンできます。

仕上げる前に

仮組み・通電までしてまずは電源まわりのチェックをします。IC ソケットを使っている場合は IC を取り付ける前にできます。

  • J3 の電圧(約9V)を測る。→電源から J3 までに問題。
  • U1 の4番(GND)と 6番(Vcc)間の電圧(9V弱)を測る。→U1、D1、D2、R9 のはんだ付けを確認。

問題なければ IC を取り付けてギターか発振器を入力につないで音出ししてみます。ケースに入れて完成です。

お買い物リスト

一応のお買い物リストです。部品の省略やパラメータの選択で変更してください。秋月電子さんの部品番号を書いています。部品調達の参考にしてください。廃番になることもあります。

部品番号 数量 秋月販売コード
R1 2.2M 1 125225
R2, R9 10 2 125100
R3 470 1 125471
R4, R5 4.7k 2 125472
R6 ※1 1.8k 1 108538
R7 330 1 125331
R8 30k 1 125303
C1 ※2 330p 1 108128
C2, C5 4.7n 2 114591
C3, C4, C7 47u 3 117887
C6 100n 1 114597
C8 100n 1 108045
D1, D2 BAT43 2 113907
D3 LED 1 111577
RV1 1k (B) 1 118291
RV2 5k (B) 1 117920
RV3 100k (B) 1 116468
U1 ※3 LM386 1 114548
3PDT 1 117590
6.3mm ジャック 2 114813
2.1mm DCジャック 1 117108

※1 1.74kΩは取り扱いがないというか E24 系にないので 1.8kΩ の販売コードです。

※2 370p は取り扱いがないので 330p の販売コードです。

※3 JRC386 は取り扱いがないので HTC 社製 LM386 の販売コードです。

頒布について

メルカリにて頒布予定です。「【PCB】Purple Plexi 800 20241219版」というタイトルで出品します。 フットスイッチ用の基板をご希望の場合は無料でご提供します。購入後に取引メッセージなどでお知らせください。